INTERVIEW
本日は、代表取締役の磨(みがき)にインタビューしました。
創業までの道のり、組織づくりの考え方、今後の展望などについて語っています。
磨 和寛(みがき かずひろ)
トリニティ・テクノロジー株式会社代表取締役CEO
2004年に立教大学法学部を卒業後、司法書士試験に合格。
2009年に司法書士事務所トリニティオフィスを開設し、司法書士法人トリニティグループ設立に伴い代表社員に就任。
2020年10月にトリニティ・テクノロジーを創業。
もともと学生時代は音楽活動をしていたんですよね?
はい。14歳のときブルーハーツに出会い、心を打たれてその1週間後にはギターを買ってバンド活動を始めました。
当時は「音楽」という表現にただただ、夢中でした。
プロになりたいとか、お金を稼ぎたいという願望があったわけでもなく。
ギターやベースなど、バンド楽器は全て挑戦して、作詞作曲もしていたんですよ。
それに加えて全国ツアーを開催し、実はCD販売もしていました。
音楽に関連することは全部やりきった!というほど音楽活動に没頭していました。
一見、音楽と法律では繋がりが見えませんが、どうして法律の世界に飛び込もうと思ったんですか?
音楽活動を「やりきった」という根拠のない自信が残った24歳の頃。
自分の内面を表現してきた、言わば自己満足の世界から抜けてふと自分を見つめ直すと、
「これだけのエネルギーを、今度は人に向けてみたら、なにか社会の力になれるんじゃないか。誰かの役に立てるんじゃないか。」
と思ったことがきっかけでした。
これからは自分のためではなく、人のために情熱を注ぎたいと思ったんです。
そこで休学していた大学に戻り、法律の勉強を始めました。
さらに、社会で人の役に立つためには何か自分なりの武器が必要だと感じ、司法書士の資格試験に挑戦することを決意しました。
大学卒業後に、昼は仕事、夜は司法書士試験に向けて猛勉強という大変な日々でしたが、3年かけて司法書士試験に合格することができました。
2007年に試験に合格後、2年間は企業法務系の司法書士事務所で経験を積み、2009年に独立。
そして11年後の2020年10月にトリニティ・テクノロジー株式会社を創業しました。
10年以上法律系の士業事務所を経営してきた私が、急にスタートアップを創業すると言い出したので、当初は混乱したメンバーもいたかもしれません。
現在のトリニティ・テクノロジー社の約半数は、長年司法書士法人に勤めてきたメンバーで構成されています。
音楽・ビジネス、双方に全力で向き合ってきた磨さんですが、その原動力はどこから来ているのでしょう?
私たちがこれから作り出す未来に、ワクワクしているのかもしれません。
レンガ職人の話をご存知ですか?
ローマ時代にレンガ職人が3人いて、それぞれがレンガで教会を立てようとしています。
一人一人に「あなたは何しているのか?」と聞くと…
職人A:「目の前の重たいレンガを積み上げている」
職人B:「レンガを積んで教会を作っている」
職人C:「世界平和を作っている」
と、それぞれ違うことを言うんです。
私の場合は思考が完全に職人Cなんですよ。
例えば、当社にはたくさんの不安を抱えたお客様が相談にいらっしゃいます。
私たちはおやとこなどの事業を通して、このようなお客様に安心を提供することをミッションに掲げています。
そうして一人一人のお客様の不安を安心に変えていくことで、ひいては日本が抱えている巨大な社会課題の解決に前進している実感があります。
私たちが存在することで作っていける未来に、私自身も惹かれているのかもしれませんね。
磨さんはトリニティ・テクノロジーを今後どのような会社にしていこうと思いますか?
まずは、メイン事業であるおやとこの普及に尽力していきたいです。
(おやとこ:
https://trinity-tech.co.jp/oyatoko/
)
家族信託の現場で私がコンサルティングに入るときには、「私たちと出会ったからには心配しないでください。私たちが全力でサポートしますから」と言ってお客様とのお話しをスタートするんです。
そのくらい私たちは「おやとこ」というサービスを通じて、お客様の不安を安心に変えられると信じています。
おやとこは、売上達成のためなどに作ったサービスではなく、家族信託における不安を解消するために自然と生まれたサービスだからこそ、自信を持ってお客様にご提案できています。
このサービスを広めていくために、同じ志を持った様々な属性の仲間と一緒に仕事をしたいです。性別も国籍も年齢も関係なく。
トリニティ・テクノロジーでは、会社のみんながおやとこの必要性を理解しています。
そんな、良いサービスを広めたいという同じ志を持った仲間を集めていきたいですね。
同じ志を持つ仲間と働くことの良さは、具体的にどのようなものがありますか?
社内がネガティブにならないことです。
組織というものは、物事が上手くいっていない時にはどうしても愚痴っぽくなり、組織が停滞してしまうことがあるんですよね。
しかし事業やサービスを広げたいという同じ志を持って仕事に全力投球な仲間が集まれば、社内がカラッとした感じになるんです。
仲間同士で意見が合わずに、喧嘩して互いに怒っていたことがあったとしても、次の日にはもう仲直りしているんです。
信頼関係が構築されている組織は、生産性がすごく高いんですよ。
こういう点は同じ目標を共有しているからこそだと思います。
最後に、未来の仲間へメッセージをお願いします!
同じ志を持った方と、さらには仕事を楽しめる方と働きたいですね!
私の好きなアーティストが「人生は死ぬまでの暇つぶし」と歌っています。
それと同じで、仕事は生きていくために絶対しなければいけないものなので、どうせやるなら楽しもうぜ!と思っています。
そんな環境がトリニティ・テクノロジーにはあります。
仕事にエキサイティングしていると、いつの間にかその先の自己成長にも繋がると考えています。
糸井重里さんの著書「ほぼ日の社是」に「やさしく、つよく、おもしろく」という私が好きな言葉があります。
まず「やさしさ」があって、それを実現するために「つよさ」が必要で、自分自身がわくわくする「おもしろさ」がある。この感覚を大事にしてきました。
おもしろく働き、かつ自己成長するためには「誰と」働くかがとても大事です。
その「誰と」やるかに関しては、トリニティ・テクノロジーにはとてもエキサイティングな仲間が揃っています。
ぜひ皆さんのエントリーをお待ちしています!