【プレスリリース】創業1周年で総額約6.1億円のシリーズA資金調達を実施

【プレスリリース】創業1周年で総額約6.1億円のシリーズA資金調達を実施

公開日: 2021.11.10

エイジテック×フィンテック領域のサービス「スマート家族信託」を提供するトリニティ・テクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:磨 和寛、以下「当社」)は、創業1周年となる2021年10月にシリーズAでジャフコ グループ、GMO VenturePartners、三菱UFJキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約6.1億円の資金調達を実施したことをお知らせします。

調達した資金は採用・組織体制の強化およびプロダクト開発に投資し、当社のミッション「法律 × 人 × テクノロジーで、安心のある世界をつくる」をより一層推し進めて参ります。

(プレスリリース情報 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000077937.html

■資金調達の背景と目的

当社は2020年10月に創業し、2021年5月には国内初となる家族信託の財産管理クラウドシステム(※1)「スマート家族信託」をローンチしました。

日本では高齢化社会の進展により、高齢者人口が3,617万人(総人口の28.7%)を超えました。(※2)

さらに高齢化が進む2030年度には高齢者のうち認知症患者数が最大830万人(総人口の7%)に増え、認知症患者が保有する金融資産は現在の1.5倍の215兆円(家計金融資産全体のおよそ1割)となることが予測されています。(※3)

認知症によって意思表示が難しくなると、「銀行預金の引出し」や「株式等有価証券・不動産の売却」等ができなくなります(財産の凍結)。本人及びその家族の生活の保全、さらには日本経済全体への打撃を避けるため、このような財産の凍結を防ぐ仕組みの普及が急務となっています。

家族信託とは、高齢者が自身の財産管理を子供等の家族へ託すことで、認知症による資産凍結や高齢者狙いの詐欺被害等から財産を守り、子世代へ円滑に相続することができる仕組みです。

スマート家族信託は、信託したお⾦や資産をスマホ・タブレット内のアプリで管理することができる国内初の家族信託の財産管理サービスです。

データ連携により銀行口座等の情報を自動で取得し、家族信託の運用の手間を大幅に省きながら、家族の財産を安全に管理することができます。スマート家族信託のサービスの詳細につきましては、当社サービスサイトをご参照ください。( https://trinity-tech.co.jp/oyatoko/

このたび調達した資金は、更なる家族信託の普及の実現のために、採用・組織体制の強化並びにスマート家族信託のプロダクト開発に投資して参ります。

サービスサイト

■資金調達概要

調達金額:約6.1億円

調達方法:第三者割当増資

引受先:ジャフコ グループ、GMO VenturePartners、三菱UFJキャピタル、横浜キャピタル(横浜銀行グループ)、フューチャーベンチャーキャピタル(東日本銀行地域企業活性化ファンド)

資金用途:採用・組織体制の強化、プロダクト開発

■新しい引受先 各投資家からのコメント

ジャフコ グループ株式会社 投資部 プリンシパル 小沼晴義氏 / アソシエイト 宮川由香里氏

高齢者ご本人やそのご家族が将来に備えて、また相続・事業承継対策の一つとして「家族信託(民事信託)」の利用者数は急増しています。一方で「家族信託を利用したいがちょっと不安がある」「組成にあたって誰に相談したら良いかわからない」「家族信託組成後が心配」という声もありました。2021年5月にトリニティ・テクノロジー社が提供開始しました「スマート家族信託」は、高齢化社会の到来に備えて、財産管理を託したい方々、また財産を託される方々が安心して利用できるサービスとして作られたものです。ジャフコ グループは、トリニティ・テクノロジー社を全力で応援致します。

GMO VenturePartners株式会社 取締役 / ファウンディングパートナー 村松竜氏

世界最速で⾼齢化社会が進む日本おいて、認知機能が低下した方々やそのご家族が安心して生活できる社会を構築することは、喫緊の社会課題です。
様々なFintech企業が金融領域を変革していますが、この高齢者×消費/資産/投資分野においても当社はGMO Global Fintech Fundを通じて米国でリーディングカンパニーに投資しています。
今回、高齢化社会の課題にFintechで挑戦されるトリニティ・テクノロジー社とご一緒できることを光栄に思います。

三菱UFJキャピタル株式会社 投資第二部 部長 田口順一氏

認知症高齢者の増加により起きる財産管理の問題に対し、家族信託は非常に有用なソリューションですが普及が進んでいません。トリニティ・テクノロジー社は家族信託の深い知見と経験を有すチームが、家族信託の導入ハードルを下げ普及の拡大を目指すベンチャーです。
「法律 × 人 × テクノロジーで、安⼼のある世界をつくる」という志への共感と、磨代表の周囲を巻き込み事業推進する力に惹かれ、投資させて頂きました。

横浜キャピタル株式会社 投資部 次長 藤田秀隆氏

民事信託(家族信託)は高齢化社会の進展や認知症患者の増加とともにますます需要は高まる一方、諸手続きの煩雑さや契約後の管理など多数の課題を抱え、実務に携わる士業の方々や金融機関にとってもまだまだ手探りの状況が続いておりました。
トリニティ・テクノロジー社のサービスは、豊富な組成実績・経験をもとに資産家の皆様の不安を取り除くとともに、全ての関係者に対して最適なソリューションを提供できるものと高く評価しております。

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社  投資1部  石坂颯都氏

トリニティ・テクノロジー社は、大相続時代が到来した我が国にとって、大きく社会に貢献する可能性を持ったスタートアップです。磨代表をはじめチームメンバーは、家族信託を普及させ、円滑な資産承継ができる社会を創っていきたいとした熱い思いを持つ素晴らしい方々です。家族信託は、高齢者が保有する資産を信頼できる家族で管理・承継ができる制度ですが、実務においてペインや課題がいくつかあります。
同社は、トップクラスの家族信託サポート実績を持つグループのノウハウにテクノロジーをかけあわせ、家族信託の普及にチャレンジしています。安心して資産承継が行われる社会の実現のため、同社のさらなる成長を期待しています。

■ 会社概要

ミッション 人×テクノロジーの力でずっと安心の世界をつくる
会社名 トリニティ・テクノロジー株式会社
所在地 東京都港区新橋2-1-1 ⼭⼝ビルディング1階
設立 2020年10⽉30⽇
代表取締役 磨 和寛
提携企業 司法書⼠法⼈トリニティグループ、弁護⼠法⼈トリニティグループ、⾏政書⼠法⼈トリニティグループ
事業内容 家族信託サービス「スマート家族信託」の運営
おひとりの高齢者に家族の代わりにずっと寄り添う「おひさぽ」の運営
相続手続きのDX「スマホde相続」の運営
家族信託・相続等の専門家コミュニティ「TRINITY LABO.」の運営
会社URL https://trinity-tech.co.jp/

※記載情報は発表日現在のものです。情報は予告なしに変更する場合がございますので、 あらかじめご了承ください。

※1 LIFE&MAGAZINE株式会社 2021.5.7付 FACTBOOKにて「国内初の家族信託の財産管理クラウドシステム」を開発と評価される

※2 総務省統計局 2020年9月15日現在推計

https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1261.html

※3 日本経済新聞社 2018年12月23日

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34605990V20C18A8MM8000

※4 株式会社アックスコンサルティング 士業専門雑誌「月刊プロパートナー」2020年10月号

https://znews-online.com/accs/user/custompage/custompage.php?c=MzYw&cp=119&cpk=3