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INTERVIEW

【メンバーインタビュー】まさに文武両道。組織を牽引するCTOのキャリアとこれからについて

【メンバーインタビュー】まさに文武両道。組織を牽引するCTOのキャリアとこれからについて

国内初の家族信託用 財産管理サービス「おやとこ」を提供するトリニティ・テクノロジー株式会社。

プロダクト開発・マーケティング・採用など多くの部門を管掌し組織を牽引する大谷に、自身のキャリアや今後の展望についてインタビューしました。

プロフィール

大谷 真史(おおたに しんじ)

東京大学大学院工学研究科修了。

株式会社FiNCを経て、株式会社BuySell Technologies 取締役CTOに就任。

その後独立し、ベンチャーから大手まで幅広い企業の社外CTOや技術顧問などとして関与。

2021年8月にトリニティ・テクノロジー株式会社取締役CTO就任。

複数社でのCTO職を経てトリニティ・テクノロジーへ。これまでのキャリアについて

早速ですが、簡単に経歴を教えてください!

大阪府出身で、学校は高校・大学一貫の大阪府立高専に通っていました。

10代はスポーツに夢中でしたね。

トライアスロンを20歳になるまで本格的に取り組んでいて、国内・海外のいろいろなところに合宿・遠征をしたり、アジアJr.選手権で3位入賞するなど、将来はプロスポーツ選手になるつもりで選手生活を送っていました。

20歳の時に怪我の影響でトライアスロンを引退してしまったのですが、その直後から価値観が一変しまして。

スポーツをやっていた時は、いろいろな場面で応援してもらえたり、特別に見てもらえたりしていたんですが、スポーツやめるとなんの取り柄もない普通の学生になるわけなんですよね。

その瞬間に、自分のこれからの将来に巨大な、漠然とした不安を持ったんです。

あれ、もしかして自分からスポーツを取り上げたら何もないんじゃないか、空っぽなんじゃないか、と。

そんな時に学校で受験していたTOEICの結果が帰ってきて、ちょうど400点という結果でした。当時大学2年生なのでもう少し頑張りたいですよね(笑)

まずは英語から勉強をやり直そうと思い、スポーツに向けていた熱量をそのまま勉強に向けて、1年後には985点を獲得しました。

TOEICは990満点のテストなのですが、あと5点何が足らなかったのかは未だに分かりません(笑)

スポーツから勉強に切り替えたわけですね!

その後は、東京大学の大学院に進学しました。

大学院ではゴルフクラブを研究対象に使った最適化問題について研究していました。

ゴルフクラブを何回かスイングしてもらうだけで、ユーザーに最適なゴルフクラブを提供しようという研究で、共同研究先の企業にて特許を取得したり商用化されるまでに至りました。

当時の私が所属していた研究科は人工物工学という分野だったんですけど、その研究科で最優秀賞を受賞させて頂くなど、研究は力を入れて取り組んでいました。

まさに文武両道の学生時代という印象です。社会人になってからのキャリアはどうでしょうか?

新卒からずっとスタートアップで働いています。

就活時に国家公務員や大手の外資系企業などいろいろ回ったのですが、どうも普通の企業勤めがしっくりこなくて。

スタートアップ独特の、大学院の研究室的な、あるいは文化祭の延長のような働き方が当時から好きだったのかもしれません。

ふらふらと彷徨った結果、大学院を卒業する2か月前にようやくスタートアップ企業に就職が決まり、そこからはエンジニア、CTOとしてキャリアを重ねていきました。

その後独立し、大企業からスタートアップまで、様々なクライアントを社外CTOや技術顧問としてサポートさせて頂くようになりました。

その後にトリニティ・テクノロジーに参画したわけですね!

はい、2020年に代表の磨から創業直後のタイミングで連絡をもらいました。

まずは業務委託として半年ほど開発に携わり、2021年8月から正式に取締役CTOとして参画しました。

代表との写真

写真左が代表の磨、右が大谷

磨のインタビューはこちら

【代表インタビュー】
音楽活動が独立の転機?!組織・事業に対する想いを赤裸々に語っていただきます!

トリニティ・テクノロジーの魅力とは?

様々なスタートアップ企業でCTOとして働いてきた大谷さんですが、トリニティ・テクノロジーに入社を決めたきっかけは何だったんでしょうか?

簡潔に言うと、トリニティ・テクノロジーが一般的なスタートアップとは異なるバックグラウンドを持っており、ポテンシャルが非常に大きいと思ったからです。

当社は元々、司法書士法人を中心とする法律系士業グループとして10年以上法律分野の第一線で戦ってきた、言わばプロフェッショナル企業なんですよね。

例えば我々がコア事業として取り組んでいる「おやとこ」は、家族信託という法的制度を用いた新しいサービスなのですが、この家族信託は新しくかつ複雑な仕組みのため、実務経験がある専門家が圧倒的に不足しています。

しかし代表の磨を筆頭に、当社は何年にも渡って家族信託を研究し実務で活用してきたエキスパートを多く抱えています。

また、司法書士法人時代からすでに数百件以上のお客様の家族信託の組成をサポートしてきた実績もあり、お客様の需要・業界の発展・事業拡大の可能性を毎年肌で感じてきました。

つまり長年積み重ねてきた専門分野における圧倒的なドメイン知識と、PMFに対する高い可能性という、2つのコア要素が私が考える当社のポテンシャルになります。

エンジニアリングやマーケティングなどのスタートアップに必要な要素を強化していくことで、急成長する会社をつくれると直感的に思ったんです。

逆に他のスタートアップと比べてなにかギャップはありましたか?

士業として10年以上も戦ってきたため、入社当時はいろいろな意味で士業カルチャーが強く、そこはギャップに感じました。一方、これは当社の強みでもあるんです。

例えば磨は、法律系士業というフィールドで10年以上専門分野を極めた後に、スタートアップの起業に至りました。特定のスタートアップコミュニティを出自とする一般的なスタートアップの起業家とは少し異なるバックグラウンドを持っています。

そのため当社のカルチャーには、勉強熱心であることや、目の前のお客様に真摯に向き合うことを大事にしている点など、士業らしさが随所に残っています。

僕はむしろこのような、”スタートアップらしからぬ”カルチャーギャップに惹かれて入社したところもあります。

というのも、専門分野でサービス提供をするには、その分野における豊富な知識や経験が無いと、お客様に最適なサービスを提供出来ないと考えているからです。
特に家族信託は、お客様の大切な財産の管理・承継を信託という形でデザインするものです。

例えば税務面・法律面などにおいて不十分な設計のもとに信託を組成してしまうと、お客様に取り戻せないほどの多大なご迷惑をおかけしてしまいます。

その点当社は、前述の通りドメイン力に溢れた人材が揃っています。

磨らが持つ専門知識やこれまで提供してきたサービスをプロダクトとしてリリースし、全国的に広げていくという私の役割が明確に見え、当社のミッションである「人xテクノロジーでずっと安心のある世界をつくる」実現性・可能性にとてもワクワクしました。

これまで培ってきた士業ならではのカルチャーを引き続き軸に、今後はスタートアップらしく大きくスケールしていくことで、トリニティ・テクノロジーらしいカルチャーを醸成していけると考えています。

CTOイメージ

トリニティ・テクノロジーではどのような人材が活躍できますか?

家族信託はまだまだ始まったばかりの分野です。

業界での経験如何によらず、人が好きで、丁寧な仕事ができる方を歓迎しています。

当社での仕事は、目の前のお客様にとって何が最適かを考え、ソリューションをご提案していくものです。定められた商品をこれだけ売ってきなさいという会社都合のノルマ営業などとは対極のものになります。

本質的に目の前のお客様のサクセスにフォーカスできる仕事というのは、実は多くないと考えています。

このような環境に魅力を感じる方にぜひお会いしたいですね。

これからどんな組織を目指すのか?

トリニティ・テクノロジーを今後どのような組織にしたいと考えていますか?

カルチャーを守りつつ、ダイバーシティを広げていきたいと考えています。

スタートアップの世界では、2〜3年でメンバーが入れ替わるような出入りの激しいカルチャーが当たり前だと思いますが、当社はその対極にあります。

10年近く在籍しているメンバーもいますし、会社や磨が好きでここでずっと働きたいと考えているメンバーがびっくりするほど多いんです。

そういった当社独自の、一朝一夕では作れないカルチャーを大事に守っていきたいと思います。

また当社では、司法書士などの士業、エンジニアやデザイナー、あるいは金融機関・証券・保険・不動産の出身者など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが混じり合っています。

それを成し得ているのは、同じミッションやカルチャーを共有しているからこそなんです。当社の「らしさ」を守りつつ、ダイバーシティを広げて行けたらなと思っています。

代表との写真

トリニティ・テクノロジーにエントリーしようか迷っている方に一言お願いします!

我々が心から大事にしているミッションやカルチャーがフィットすれば、本当にどのような方でもウェルカムです。

入社前から専門知識が必要じゃないかとか、イケイケなスタートアップの雰囲気は合わないんじゃないかとか(実際は落ち着いた雰囲気です)、邪推せずにぜひお気軽にエントリーしてください。

当社の選考プロセスでは、気が済むまで何人でも当社のメンバーにお会い頂けます。

その中で本当にご自身に合う会社なのか、見極めていただければと思います。

ぜひぜひ、お気軽にエントリーください!