この記事では、おやとこを実際にご利用になったお客様・笠原様の事例を、インタビューを通してご紹介いたします。

「家族信託」と出会うきっかけ

まず、「家族信託」について知ったきっかけをお伺いできますか?

笠原様: そもそも、母の認知症が進行しつつあったため、「万が一意思疎通ができなくなったときに、親のお金の面倒はどうしよう」と漠然とした不安を抱えていました。

なんとなくですが、資産管理や相続に関する情報にも敏感になっていたのだと思います。

あるとき、Google検索やSNSなど、何かしらの広告で「家族信託」という言葉を目にして、直感的にクリックしたんです。

それがきっかけでいろいろ調べていくと、家族信託を利用すれば、親の意識がまだはっきりしている段階で契約を結べて、親も自分たちも安心して資産を守ることができると思いました。

雑誌の「週刊ダイアモンド」とかもよく読んでいて、認知症についての特集が組まれていたりしたので、「家族信託」だけでなく「成年後見制度」とか、他の知識も少しずつわかってきましたね。

でも、本当にいろいろな企業や司法書士さんがサービスを提供されているので、どこにお願いすればよいのか、初めは分からなかったんです。

何をきっかけに「おやとこ」をお知りになったのですか?

インタビューを受ける笠原様

インタビューを受ける笠原様

笠原様: おやとこを知ったのも、ネット上の広告だったと思います。

家族信託や成年後見制度に関する情報収集をするなかで、私が普段から使っている金融機関と提携している企業のサービスということで、おやとこの紹介を目にしました。

私自身、住宅ローンや証券口座などで、普段からその金融機関を利用していたこともあり、そんな会社と提携しているくらいなので良いサービスなんだろうな、という印象はありましたね。

それからおやとこについていろいろ調べさせていただきましたが、しっかりとした専門家の方がいらっしゃって、やはり信頼できるという印象は変わらなかったですね。

トリニティ・テクノロジーにお問い合わせいただいたきっかけは何でしたか?

笠原様: 一番は、家族信託専用のアプリが使えることで、信託財産の管理が簡単にできることですかね。

アプリを使ってオンライン上に信託財産の動きを記録できれば、財産の透明性も保てますし、単純に普段の財産管理もしやすく、便利そうだなと思いました。

全部記録してくれるなら、税務署への申告も楽になりそうですしね。

私自身、普段から仕事上、会計ソフトなどのWebサービスは使い慣れていましたし、その便利さにも満足していたので、不安とかはなかったです。

新しいことが好きなので、「日本で初めての家族信託専用のアプリ」というコピーをみて、おやとこしかないと思いましたね(笑)。

認知症、介護など、徐々に心配な気持ちに

問い合わせいただく前は、ご家族で資産の管理や運用について話されたことはあったのですか?

家族信託コンサルタント澤田(左)、インタビューを受ける笠原様(右)

家族信託コンサルタント澤田(左)、インタビューを受ける笠原様(右)

笠原様: 一度、父に呼ばれて自分・弟の3人で話したことはありましたね。

父がいきなり「実は遺言書がある」といって遺言書を見せてきたんです。

そのときは少しびっくりしました(笑)。

でも、遺言の内容は非常にシンプルなものでした。

「父と母のどちらかが先に亡くなった場合は、全部の財産をまずは片方に託して、長男であるお前が管理しろよ」という感じのもので。

意外としっかり考えているんだなあと思った記憶があります。

でも、その頃は父も母もまだ健全だったので、「両親のどちらかが亡くなったら自分が管理していくんだろうな」くらいに思っていたし、親の財産に首を突っ込むこともありませんでした。

ただ、母の認知症が進行してきたとき、父が老々介護をしていたこともあり、とても大変そうでしたし、どうにかしなければという気持ちが強くなりましたね。

成年後見制度についても、お調べになられていたと伺いました

笠原様: そうですね。資産の管理や運用について調べているとたくさん出てきましたし、もちろん検討もしました。

でもやはり、弁護士さんなどの専門家を後見人に立てて、管理してもらうとなると、毎月報酬を払う必要があったり、定期的なやりとりが必要となったり、いろんな制限が出てくる印象でした。

家族信託を利用して自分たちで管理できるのなら、その方が良いと思いますし、凍結される前に十分対策ができますからね。

家族信託はどのような内容で契約されたのですか?

笠原様: 父と母が委託者、私が受託者となり、両親の財産を私が管理する役割となりました。

信託財産は、主に両親の預貯金と、所有していたマンションです。

ちょうど家族信託を検討し始めたころに、老人ホームへの入居を決めたので、住まなくなったマンションは売却して、両親の生活費や施設の費用を捻出することができました。

実は、契約内容は以前に父が書いていた遺言書をほぼ再現したような内容でした。

両親のどちらかが亡くなった場合は、残っている方に資産を全て移動させ、管理は長男が行う。その通りに再現できたのも家族信託があったからだと思います。

また、もし私になにかあった場合は、弟に管理権限を移動させるようにも設定したので、リスクヘッジができる点もいいなと思いました。

家族信託の利用にあたって

家族信託をご利用いただくにあたって、不安なことはありませんでしたか?

笠原様: 特に不安はありませんでした。

私が信頼する金融機関と提携している、ということはやはり大きかったと思います。

あとは実際に相談する中で、家族信託の契約や家の権利書などについても司法書士の先生にご相談することがあったのですが、ご対応いただいた皆さんの接し方や話し方などからも「ここは信頼できるな」と感じ、安心して任せることができました。

家族信託の利用について、親御さんに切り出したときはどんな反応でしたか?

笠原様: 特に嫌そうな反応もなく、すんなり受け入れてくれました。「お前に任せる」という感じで(笑)。

以前から父が遺言を書いていたりと、父にも考えがあることを知っていたので、家族信託に関する提案はとてもやりやすかったです。

ただ最近では、そんな父も認知症が進み、お金の管理ができなくなってきて、少し浪費癖がでるようになりました。

老人ホームにも大金を持ち込んだりしていたので、自分でお金を置いた場所を忘れたのに「盗られた」といって騒ぎになり、施設の方に迷惑をかけてしまうなんていうこともありました。

今は、職員さんが本当に良くしてくれて、本人も「ここはええなあ」と落ち着いて快適に過ごしているみたいですけどね。

そんなことも経験すると、やはり家族信託を結んでおいて良かったなと思います。

自分が財産を管理していた方が親のためにもなりますし、親を支えてくださっている方にも迷惑をかけずに済み、みんなが安心して過ごせる気がしますね。

ご利用後の感想

おやとこの専門家についてはどう感じられましたか?

笠原様: 何度もやりとりして、本当にお世話になりました。いつでも、何を聞いてもアドバイスが的確で親切に教えていただきました。

そこはしっかりとした経験と知識、そしてスキルのある専門家のみなさんが対応してくださるからこそだと思いますし、家族信託を進めていく上で一切不安や不信感などは抱かなかったですね。

おやとこに興味を持ったきっかけであった家族信託用のアプリに関しても、大満足です。

家族信託した財産を管理するために信託口口座を開設したのですが、その残高や取引内容などが家族信託のアプリに自動で表示されるなど、とても便利に使っています。

財産の管理履歴も全てアプリに記録されているので、何かあった時や、情報が必要なときも安心感がありますね。

本当に圧倒的な信頼感があるので、家族信託に興味があったり、検討している方はぜひ、おやとこをおすすめしたいですね。間違いないと思います!

笠原様、素敵なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

インタビュー後のお写真

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