家族信託のおやとこを運営するトリニティ・テクノロジー株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:磨和寛、以下トリニティ・テクノロジー)は、2024年末から2025年始に帰省した高齢者(65歳以上)の親がいる子ども世代(50歳以上)1,100名を対象に、年末年始の親子の話題に関する調査を実施しました。

調査背景

近年、高齢化の進展に伴い、親の健康や介護、財産管理など、将来に向けた準備の重要性が高まっています。

特に年末年始の帰省は、普段離れて暮らす親子が直接顔を合わせる貴重な機会となります。

当社は、この機会に親子間でどのようなコミュニケーションが行われているのか、また将来に向けた話し合いの現状を明らかにすることを目的として本調査を実施しました。

調査サマリー

  • 親の物忘れ 気になったけど話せなかった人 5割
  • 今回の帰省で親の「身体の健康状態」や「認知機能」について気になった
  • 親と「健康、介護、財産管理」などの話題について話せたのは22.6%
  • 43.8%が親と将来の話をすることに抵抗を感じている
  • 将来の話をすることに抵抗を感じる理由はタイミングや切り出し方がわからない
  • 28.1%が親と話し合うサポートとして将来の準備に向けたガイドブックがあると良いと考えている

≪利用条件≫

  1. 情報の出典元として「おやとこ」の名前を明記してください。
  2. ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://trinity-tech.co.jp/oyatoko/

調査概要

調査概要:年末年始の親子の話題に関する調査
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年1月7日〜1月11日
調査機関(調査主体):自社調査
有効回答:2024年末から2025年始に帰省した高齢者(65歳以上)の親がいる50歳以上の男女1100名

親の物忘れ 気になったけど話せなかった人 5割

帰省時に親御様の様子を見て「認知機能」に不安を感じた人は31.8%(350人)にのぼりました。

しかし、その中で親御様の将来(健康、介護、財産管理)について実際に話をできた人は51.0%(178人)にとどまり、残りの49.0%(172人)は不安を感じながらも、将来についての話し合いを持てていない実態が明らかになりました。

親の物忘れ 気になったけど話せなかった人 5割

調査結果詳細

今回の帰省で親の「身体の健康状態」や「認知機能」について気になった

「Q1 今回の帰省で、親御様について気になったことはありますか?(複数回答)」(n=1100)と質問したところ、「身体の健康状態」が52.9%、「認知機能」が31.8%という回答となりました。

今回の帰省で親の「身体の健康状態」や「認知機能」について気になった

親と「健康、介護、財産管理」などの話題について話せたのは2割程度にとどまる

「Q2 親御様とお会いになり、どのような話をしましたか?(複数回答)」(n=1100)と質問したところ、「親の近況について」が44.9%、「認知機能」が44.2%という回答となりました。

「親の将来(健康、介護、財産管理)について」話をしたと回答した人は22.6%となりました。

親と「健康、介護、財産管理」などの話題について話せたのは2割程度にとどまる

43.8%が親と将来の話をすることに抵抗を感じている

「Q3 親御様の将来(健康、介護、財産管理)について話すことに抵抗を感じますか?」(n=1100)と質問したところ、「強く感じる」が8.3%、「やや感じる」が35.5%という回答となりました。一方「あまり感じない」が37.3%、「全く感じない」が13.3%となりました。

43.8%が親と将来の話をすることに抵抗を感じている

将来の話をすることに抵抗を感じる理由はタイミングや切り出し方がわからない

Q3で「強く感じる」「やや感じる」と回答した方に、「Q4 将来について話すことに抵抗を感じる理由は何ですか?(複数回答)」(n=481)と質問したところ、「親が嫌がりそう」「話のタイミングがつかめない」「どう切り出せばよいかわからない」がそれぞれ39. 7%という回答となりました。

将来の話をすることに抵抗を感じる理由はタイミングや切り出し方がわからない

約3割が親と話し合うサポートとして「将来の準備に向けたガイドブック」があると良い

「Q5 親御様と将来について話し合うために、どのようなサポートがあると良いと思いますか?(複数回答)」(n=1100)と質問したところ、「将来に向けた準備についてのガイドブック」が28.1%、「同じような体験をした人の体験談」が24.3%、「専門家による個別相談」が22.2%という回答となりました。

約3割が親と話し合うサポートとして「将来の準備に向けたガイドブック」があると良い

まとめ

本調査から、年末年始の帰省時における親子のコミュニケーションの現状と課題が明らかになりました。

半数以上(52.9%)の回答者が親御様の身体の健康状態を気にかけており、加えて認知機能についても31.8%が気になると回答するなど、親御様の心身の状況への関心が高いことが分かります。

しかしながら、実際に親御様の将来(健康、介護、財産管理)について話し合えた人は22.6%にとどまっています。

これは、43.8%の回答者が親御様と将来の話をすることに抵抗を感じているという結果と関連していると考えられます。

家族信託のおやとこは、「親御様と将来について話したいけど話しづらい」という課題に対し、専門家による相談サービスや、将来の準備に役立つ資料提供を通じて、親子がより良い将来に向けて準備できるよう支援してまいります。