2050年には1,000万人が認知症になるといわれている日本。「認知症による資産凍結」が巨大な社会課題と化しています。
資産凍結問題がもたらす影響や、その対策である家族信託についてデータを紐解きます。
「家族信託」についてはこちら
2012年に450万人だった全国の認知症患者数は、2025年には700万人、2050年には1,000万人を突破すると推計されている。
※出典:厚生労働省老健局 認知症施策の総合的な推進について(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000519620.pdf)
調査日:2022年1月3日
全国の認知症患者が保有する資産総額は、2040年に約345兆円にまで増加することが推計されている。
このときの家計金融資産全体に対する認知症患者保有の資産の割合は12.1%にのぼる。
※出典:三井住友信託銀行株式会社 認知症高齢者の保有する資産推計について(2022年3月23日公表)(https://www.smtb.jp/-/media/tb/personal/news/2022/pdf/20220323.pdf)
調査日:2022年3月23日
家族信託は私契約であるため、その利用件数を正確に把握することは出来ない。
そこで家族信託の利用状況の動向を大まかに把握するために、不動産を信託した際に必須となる不動産(土地)の信託登記件数を調査した。
土地の信託登記件数は、直近5年で2倍に増加した。
2023年の土地の信託登記件数は昨年比で116%増加し、都市別では埼玉エリアで130%、千葉エリアで129%などの増加が確認された。
※2023年の数字は2024年3月24日時点の数字。
※信託の登記は商事信託などの家族信託以外の信託においても発生するため、当該件数は家族信託の件数とは一致しない。
※出典:法務省 登記統計表 土地の登記のみの件数(https://www.moj.go.jp/housei/toukei/toukei_ichiran_touki.html )
調査日:2024年3月24日
申立件数 5年間で
1.0 倍
2021年 昨対比
-0.2 %
年平均 増加率
2.1 %
利用者数 5年間で
1.1 倍
2022年 昨対比
2.1 %
年平均 増加率
2.9 %
2022年の成年後見制度の申立件数は39,719件で、昨年対比で0.2%減少。利用者数は24万5087人で、昨年対比で3%増加した。
2020年における認知症患者数約631万人に対し、2022年の成年後見制度の利用者数は24万5087人であり、認知症患者数に対する成年後見制度の利用者数の割合は約3.8%となる。
※最高裁判所事務総局家庭局 成年後見関係事件の概況-令和4年1月~12月-(https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/2023/20230317koukengaikyou-r4.pdf)
調査日:2023年11月1日
成年後見制度の普及が長年進まない要因の一つとして、財産の不正利用問題が挙げられている。
成年後見制度において不正利用された財産額は2014年から2022年までの累計で170億円にのぼった。
不正利用の被害額は減少傾向にあるものの、現在も不正利用の事例は少なからず報告されている。
※出典:最高裁判所事務総局家庭局 実情調査(https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/2023/R4koukenhusei.pdf )
調査日:2023年11月1日
調査概要:
家族信託に関する実態調査
調査方法:
IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
調査日:
2022年9月6日
有効回答:
家族信託の利用経験者(顧客として家族信託を利用したことがある方)316名
※ 当社顧客へのアンケート調査ではありません。
※ 構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
家族信託の委託者の
年齢は
80代が最多
60代
20.8%
70代
30.2%
80代
42.1%
90代
6.9%
家族信託組成の
相談相手は
司法書士が最多
司法書士
36.4%
税理士
19.3%
金融機関
18.7%
弁護士
10.8%
保険
7.9%
不動産
5.1%
その他
1.9%
1,000万円未満
32.7%
1,000万円-
3,000万円未満
27.4%
3,000万円-
5,000万円未満
11.5%
5,000万円-
1億円未満
14.2%
1億円以上
14.2%
非常にそう思う
29.1%
ややそう思う
57.3%
あまりそう思わない
9.5%
全くそう思わない
4.1%
家族信託に入れた
財産種類は
78.8%で金銭が最多
金銭
78.8%
自宅などの不動産
50.9%
上場株・証券
23.4%
収益不動産
18.4%
自社株式
7.0%
動産
6.0%
債務
3.5%
債権
3.5%
その他
0.6%
知っている
61.4%
知らない
38.6%
できている
44.0%
今のところできていない
43.0%
どちらでもない
13.0%
調査概要:
資産凍結と家族信託に関する意識調査
調査方法:
IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
調査日:
2022年6月3日
有効回答:
3000万円以上の金融資産を保有している(アッパーマス層以上)65歳以上の高齢者の男女117名
※ 構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません
知っている
57.3%
知らない
42.7%
知っている
72.6%
知らない
27.4%
内容を詳しく説明できる
4.3%
内容をある程度知っている
49.6%
聞いたことはあるが、内容は知らない
26.5%
全く知らない
14.5%
わからない/答えられない
5.1%
かなり影響が出る
42.7%
やや影響が出る
34.2%
それほど影響は出ない
15.4%
全く影響は出ない
2.6%
わからない/答えられない
5.1%
非常にそう思う
28.2%
ややそう思う
46.2%
あまりそう思わない
11.1%
全くそう思わない
1.7%
わからない/答えられない
12.8%
内容を詳しく説明できる
3.4%
内容をある程度知っている
42.7%
聞いたことはあるが、内容は知らない
40.2%
全く知らない
10.3%
わからない/答えられない
3.4%
非常に興味がある
11.1%
やや興味がある
34.2%
あまり興味がない
43.6%
全く興味がない
11.1%
非常に興味がある
19.7%
やや興味がある
49.6%
あまり興味がない
23.9%
全く興味がない
6.8%
調査概要:
資産凍結と家族信託に関する意識調査
調査方法:
インターネットリサーチ
調査期間:
2022年5月27日〜同年6月1日
調査実施:
株式会社クロス・マーケティング
有効回答:
親が存命の45〜65歳の男女約1000名(親の現金預貯金額が2000万円以上)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
よく知っている
24.1%
聞いたことがある程度
43.6%
知らなかった
32.3%
制度を理解している
26.7%
聞いたことはあるが、どんな制度かは知らない
39.0%
今まで聞いたことがなかった
34.3%
制度を理解している
45.2%
聞いたことはあるが、どんな制度かは知らない
45.9%
今まで聞いたことがなかった
8.9%
よく知っている
25.4%
聞いたことがある程度
38.3%
知らなかった
36.3%
非常にそう思う
9.3%
そう思う
27.0%
どちらともいえない
31.0%
あまりそう思わない
19.9%
全然そう思わない
12.9%
非常にそう思う
4.3%
そう思う
19.3%
どちらともいえない
40.9%
あまりそう思わない
21.0%
全然そう思わない
14.4%
非常にそう思う
9.1%
そう思う
31.0%
どちらともいえない
41.0%
あまりそう思わない
11.6%
全然そう思わない
7.3%
調査概要:
お盆帰省での話題と資産の相談に関する調査
調査方法:
IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
調査期間:
2022年7月28日〜同年7月29日
有効回答:
今年のお盆に帰省する予定の高齢者(65歳~)の親がいる子ども世代(40歳~65歳)114名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
非常に抵抗がある
10.5%
やや抵抗がある
47.4%
あまり抵抗はない
25.4%
全く抵抗はない
14.0%
わからない/答えられない
2.6%
調査概要:
司法書士の家族信託に対する実態調査
調査方法:
IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
調査期間:
2022年12月26日〜2023年1月2日
有効回答:
司法書士103名(独立:57.3%、事務所勤務41.7%)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
※本調査は司法書士によるインターネット調査の回答をまとめたものであり、司法書士全体の統計を示しているものではありません。
何度もある
21.4%
1〜2回ある
33.0%
ない
45.6%
何度もある
17.4%
1〜2回ある
24.3%
ない
58.3%
何度もある
14.5%
1〜2回ある
14.6%
ない
70.9%
月に1回以上の面談(オンライン含む)をしている
20.0%
月に1回以上メール等で連絡している
13.3%
3ヶ月に1回程度連絡をしている
10.0%
特に自ら連絡をしていないが、受託者からの質問は随時受付・対応している
26.7%
組成した後の家族信託の運用は個々の受託者に任せている
10.0%
答えられない
20.0%
受任実績があり、今後も専任のチームを作って積極的に案件をとっていきたい
3.9%
受任実績があり、今後も相談があれば対応していきたい
20.4%
受任実績はないが、知識は習得しており今後相談に応じる体制はととのっている
9.7%
受任実績はないが、今後相談が来た場合は受任できるよう前向きに検討したい
22.3%
受任実績はなく、取り組んでみたい気持ちはあるが現在の体制では受入れが難しい
19.4%
その他
1.0%
わからない/答えられない
6.8%
調査概要:
税理士の家族信託に対する実態調査
調査方法:
IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
調査期間:
2023年2月10日〜同年2月14日
有効回答:
税理士133名(独立:24.7%、事務所勤務66.2%、一般企業6%、その他3.1%)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
ある
28.5%
ない
64.7%
答えられない
6.8%
1~2件
42.2%
3~5件
34.2%
6~10件
10.5%
11件以上
10.5%
おぼえていない
2.6%
ある
22.5%
ない
70.7%
おぼえていない
2.3%
答えられない
4.5%
積極的に取り組んでいきたい
10.5%
取り組んでいきたい
31.6%
どちらでもない
39.1%
取り組んでいきたくない
18.8%
とても難しい
13.4%
難しい
44.4%
どちらでもない
26.3%
簡単
2.3%
とても簡単
2.3%
わからない
11.3%
提携先の司法書士
25.5%
提携先の弁護士
17.3%
特に決まった相談先はない
42.9%
その他(税理士会、顧問税理士など)
2.3%
わからない
12.0%
とてもできている
5.2%
できている
17.3%
どちらでもない
30.1%
できていない
21.1%
全くできていない
6.0%
情報提供する機会はない
20.3%
非常にそう思う
4.6%
ややそう思う
33.8%
あまりそう思わない
36.8%
全くそう思わない
6.8%
わからない
18.0%
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