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INTERVIEW

【メンバーインタビュー】新規事業創業に欠かせない。法務部を管掌するメンバーの道のりとこれからについて

【メンバーインタビュー】新規事業創業に欠かせない。法務部を管掌するメンバーの道のりとこれからについて

国内初の家族信託用 財産管理サービス「おやとこ」を提供するトリニティ・テクノロジー株式会社。

現在、法務部を管掌する浅沼礼奈さんに、自身のキャリアや今後の展望についてインタビューしました。

プロフィール

浅沼礼奈(あさぬま れいな)

代表の磨と同期で司法書士資格を取得。

司法書士事務所に勤務後、同期会で再会した代表・磨と「家族信託」について語ったことがきっかけで2018 年トリニティグループへ入社。

家族信託コンサルタントを経て、現在は法務部にて活躍している。

【これまでのキャリア】司法書士として10年以上培ってきた知識と経験

司法書士資格取得後、5名ほどが在籍する小規模の司法書士事務所に12年ほど勤務していました。

日々仕事をこなしているうちに新たな気持ちが芽生えました。

登記だけではなく新しい分野に挑戦してみたい、新しい環境で働いてみたいという強い思いです。

それで、個人的に家族信託の勉強に取り組んでいたのです。

自力で「家族信託」の勉強をしていたのですか?

そうですね。

当時、司法書士会で少しずつ家族信託の研修が始まっていたので個人的に受講したり、本を読んだりしていました。

個人的に勉強を始めたきっかけは2つあります。

1つは家族信託はこれから先きっと重要な仕事になるはずだろうと感じていたこと。

もう1つは自分の仕事の幅を広げていかなくてはという危機感があったことです。

同期会で磨と久しぶりに会話をしたのは、自分で初めて家族信託の案件を受任し試行錯誤しながら進めている時でした。

そんな偶然の機会に恵まれたことから、本格的に家族信託に関わる業務に取り組みたいという意欲が湧きあがったのです。

偶然のつながりと「家族信託」の将来性

磨と初めて会ったのは、司法書士試験合格後の新人研修でした。

研修に参加していた同期を集めて100人規模の飲み会を主催してしまうような、当時からとてつもないエネルギーを持った人だったんですよ。

私は同期であれば年齢が違えどフランクに友達のように話すことが多かったのに、何故か磨にだけは「磨さん!」と敬語になってしまうような少し遠い存在でした。

歳はそれほど変わらないのに、とても先輩のように見えていましたね。

司法書士資格を取得し数年後、磨は家族信託について自分で研究しセミナー等も数多く行うようになっていました。

当時は特に接点もなく、なんとなくSNS(Facebook)の様子から「すごい活躍しているなあ、同期の中でもすば抜けて、勢いを感じるな…」という印象を持っていました。

その後に参加した同期会で磨と家族信託について話をしたことが、仕事人生を大きく変えるきっかけとなるとは、考えてもみないことでした。

家族信託の黎明期

家族信託は2007年9月30日に施行された改正信託法により、全く新しい財産管理の仕組みとして登場。

メディアにて認知症による資産凍結問題が取り上げられることが増えた2014年頃から次第に普及し始めましたが、当時は士業の中でもあまり認知されていない時期だったと思います。

同期会には様々な分野のスペシャリストが集まっていたものの、家族信託について熟知している人や興味を持つ人は少ない様子。
磨の話が始まってもみんな静かに聞いているだけでした。

しかし第1号の家族信託に取り組んでいた私にとっては、活きた案件の話が聞けるまたとないチャンスです。

他の同期の反応が薄い中、気が付くと私だけが磨の話題に夢中になっていました。

トリニティへの道

司法書士資格を取得してから10年経っていたとはいえ、私が勤務していたのは不動産登記・商業登記がメインの小規模な事務所です。

磨からすると、そんな同期が当時は取り組む人がほとんどいない家族信託を勉強していることに、きっと驚いたのだと思います。

それから磨と家族信託について語り合ううちに、まだまだ多くの知識をつけなければお客さまをサポートできないと痛感しました。

「この場合、どうしたらいいですか?」

自分で受任していた案件について思い切って相談してみました。

すると磨は「こういうのはご縁だから、一度トリニティへ勉強しにおいで」と言ってくれました。

信託に関する知識だけでなく、お客さまが相続や財産管理に不安を感じるポイントや様々な場面での家族信託の活用方法等、多くのことを学びました。
こうして本格的に家族信託の仕事をしていきたい。と決意。

トリニティへ行ったら、私にできることありますか?と聞いてみると「いっぱいあるよ!」と答えてくれたことを覚えています。

入社後にギャップを感じたことはありましたか?

家族信託のコンサルタントをしていると、各々異なるスタイルで取り組んでいることが分かります。

コンサルタントとしての個性というのでしょうか。

中でもやはり、磨のお客さまへの姿勢には驚かされました。

同期会などでの磨の様子を思い返すと、とにかく自分の想いを伝えたい、発信することが大好き!という印象です。

その印象が入社後にガラッと変わりました。

入社後に感じた一番のギャップはそれだと思います(笑)

お客さまと話をする時、磨はほとんどの時間を相手の話を聞く時間として使います。

話をしっかりと聞くことで相手の想いや本音を引き出します。

その上で、家族信託の説明や提案を専門家としてきっちり行うスタイルです。

提案も一流だと感じましたし、相手から話を引き出す力も格段に違うなと。

これがコンサルタントとしての違いなのか…と圧倒されました。

しかし「こんなふうになりたい」と思える人たちに出会えたのは今でも幸せなことだと感じています。

当時の家族信託チームには磨だけでなく、現執行役員の梶原をはじめエネルギーを持ったメンバーが揃っており、本当に多くのことを学びました。

新規事業の誕生

トリニティに入社し2年半ほど、家族信託コンサルタントとして充実した日々を過ごしました。

周囲と連携し、学びながらしっかりとお客さまをサポートしていく。

経験を糧として、優れた点はできるだけ踏襲していく。

模索しながらの業務経験が自分の中での基盤となり、今も深く息づいています。

そんな中、家族信託とテクノロジーを融合させた事業を立ち上げることが決まりました。

「おやとこ」の誕生です。

多くの人に家族信託を知ってもらい、広めていくスピード感も求められる新規事業です。

当初はこれまで通りコンサルタントとして、おやとこに関わっていくつもりでした。

ところがIPOを目指すことが決定。

会社の体制が変わるにつれて、新規事業を法的な側面から検証したり、商標や特許等知財周りを整えていく業務も増えてきました。

また、自分がマネージャーを務めたコンサルタントチームも仲間が増え、サブマネージャーを中心にチームビルディングに取り組んでおり、メンバーの成長が実感できた時期でもありました。

これから自分はここで何が出来るのだろう、一番いい貢献の形とは何だろう…と考えていました。

社内法務へのチャレンジ

法務は会社の将来に向けた新たな展望を知り、新規事業創設のサポートができるポジション。

各部署のルール構築や管理も行うため、社内のメンバーとのコミュニケーションが欠かせません。

元々はコンサルタントとして現場にずっといたので、現場で大切にしていることや大変さ・立場なども理解できます。

チーム活動してきた経験や、連携体制の取り方が今の業務に活きていると感じます。

実は今でも法律が大好きとか得意といった意識はあまりないんです。

日々模索しながら一歩一歩と業務を進めていくうちに、会社を法務面から支えていきたいと考えるようになりました。

最近は、法務という仕事の面白さを日々感じています!

何もかもが初めての環境で悩みながらも前向きに楽しく続けてこれた。

これは紛れもなく身近な仲間たちとトリニティに関わってくださる素晴らしい方たちのおかげです。

中でも圧倒されているのは、企業法務のスペシャリストである顧問弁護士の先生や、経験豊富なベンチャーキャピタルの方々のスピード感。

こちらの相談の意図を即座に汲み取り、驚くほど的確なフィードバックをくださります。

本当にいつも心強く、感謝の気持ちでいっぱいです。

普段どんなお仕事をされていますか?

契約書・サービス利用規約の作成、レビューや新規事業・新規ビジネススキームのための法的調査を行っています。

また資金調達に際してのベンチャーキャピタルの方々との連携や、株主総会の運営も法務の仕事です。

今年は初めて外部の株主をお迎えした株主総会を執り行いました。

事業報告書の作成や議案の確認、招集通知の発送等…直前1ヶ月ほどは本当に気が抜けませんでした。

総会当日は会場に来られない株主の方向けに、株主総会の様子をリアルタイムで配信したんです。

当社が運営している相続・事業承継分野を学ぶ会員制コミュニティTRINITY LABO.では毎日のようにセミナーコンテンツを配信しているため、ライブ配信もお手のもの。

LABO.チームのメンバーに協力してもらったおかげで、会場参加・オンライン参加すべての株主の方とディスカッションさせていただくことができました。

これまで経験したことのない事柄にあふれていて、私自身にとっても大きなチャレンジだと実感しています。

【今後の展望】浅沼さんが考えるこれからの展望とは?

「変わることは生き残ること」

磨がよく口にする言葉です。

ここ数年の変化を楽しめている私も時には悩むこともあったり、前の方が良かったかもと思いそうになることがあります。

そんな時は、「変わることは生き残ること」という言葉をいつも思い出しますね。

変わっていくことは良いことだし、変わることは本当に楽しい。

その楽しさをメンバーと共有し、働いていけたらと考えています。

どんな人と一緒に働きたいと考えていますか?

自ら学び続けて新しい物事へ挑戦し、経験を着実に積み重ねていく浅沼さん。

そんな主体的な姿勢にあふれている浅沼さんにどんな人と一緒に働きたいと考えているのかを伺いました。

[1]変化を受け入れて前向きに楽しめる人

トリニティ・テクノロジーは設立後3期目の会社です。

これから多くの新規事業が立ち上がり、今までなかった部署が次々と創設されていくでしょう。

様々なバックグラウンドを持つパワフルな新メンバーを迎え、また既存のメンバーに求められる業務や役割も日々変化しています。

年齢や経歴に関係なく、一緒に働く仲間の良いところや尊敬する部分・自分にはない知識をどんどん取り入れて自分自身をアップデートしていけたらなと思っています。

そして、同じように思ってくれる人たちと働けたらとても嬉しいですね。

[2]失敗を恐れない人

失敗を恐れてやらないよりもまずはなんでもやってみる。

失敗しても、そこで終わらず振り返ってみようという意識をもつようにしています。

私だけでなく社内のあらゆる部署のメンバーが、それぞれに経験したことのない業務に日々取り組んでいます。

以前よりも更にスピード感をもって進めることが多く求められるようにもなりました。

「深刻にならず、真剣にね。」

プレッシャーに負けて業務が滞りそうになった時、ボードメンバーの一人からかけてもらった言葉です。

ネガティブになりすぎず、お互いに助け合ってどんどんチャレンジしていける。

トリニティにはそんな暖かく前向きなプラスのエネルギーが溢れています。

[3]家族信託や相続の領域に興味を持ってくれる人

私たちは、高齢者の認知症等による資産凍結のリスクに対し、家族信託という仕組みで対策することを提案しています。

また、家族信託により財産を託した方が亡くなった時までサポートできるよう、相続分野に関しても深い知識を持っています。

「人×テクノロジーの力でずっと安心の世界をつくる」

私たちのミッションを達成するためには、社員全員が顧客のペインを理解し、その先にある「安心」を創っていこうという気持ちが大切であると感じています。

部署・役割にかかわらず、家族信託や相続の領域に興味を持ってくれたらとても嬉しいですね。

お互いリスペクトしあって楽しく働こう!

当社のバリューの1つに「あらゆるステークホルダーへのリスペクトを忘れない」があります。

「ステークホルダー」には顧客や事業パートナーだけでなく、一緒に働く仲間も含まれています。

お互いに尊重すること、他のメンバーへの想像力を持つことの大切さを、最近は改めて実感しています。

一緒に働く仲間の良いところや尊敬できる部分を見つけていくこと。

そういった気持ちの積み重ねが、より素敵な組織・夢の実現につながると考えています。

お互いリスペクトし合って楽しく働こう!そんな人と一緒に仕事をしていきたいですね。

あなたからのご応募をぜひお待ちしています!一緒に働きましょう!!