公開日: 2025.04.11
トリニティ・テクノロジー株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長CEO:磨 和寛、以下当社)は、スタートアップ・アトツギベンチャーを対象にしたピッチコンテストの全国大会「NIKKEI THE PITCH GROWTH 2024-2025」に参加し、準グランプリ並びにレオス賞を受賞しました。
2025年3月1日に、全国各地から予選出場した106社の中から全22社がファイナリストとして登壇し、サービスの独自性、収益性、事業ビジョンなどについてプレゼンテーションを行いました。
当社は代表取締役社長CEO磨 和寛が『資産凍結の危機 240兆円を守れ』をテーマに当社事業である、認知症による資産凍結から親を守る「おやとこ」、おひとりの高齢者に家族の代わりにずっと寄り添う「おひさぽ」についてプレゼンテーションを行いました。
その結果、今大会唯一となる準グランプリおよびレオス賞を受賞することとなりました。
このたびの受賞を励みに、当社は「超高齢社会の課題を解決し、ずっと安心の世界をつくる」というミッションのもと、さらなる挑戦を続けてまいります。
NIKKEI THE PITCH GROWTH 2024-2025決勝大会の結果は日本経済新聞(2025-04-04,朝刊,pp.26-27)に掲載されています。
「NIKKEI THE PITCH」は、日本経済新聞社主催であり、全国のスタートアップ・アトツギベンチャー企業、次世代の社会起業家を支援するためのプロジェクトとして、2024年4月に始動しました。
全国8か所(北海道・東北・関東・東京A・東京B・中部・近畿・中国四国・九州沖縄)での予選、そして決勝大会の流れで、各企業が事業をPRします。
審査の視点は、下記の通りです。
【独自性】他社が真似できない独創的な事業、画期的な技術やノウハウなどの強みを持つか
【市場性・成長性】今後の成長が見込める商品・サービスであるか、新市場の創出やゲームチェンジャーの可能性を秘めているか
【ソーシャルインパクト】社会課題の解決につながる取り組みか
【収益性】事業として業績をあげているまたは上げる見込みがあるか
NIKKEI THE PITCH GROWTH 2024-2025決勝大会の結果及び決勝大会ピッチランの動画
日本は超高齢社会の到来により「認知症による資産凍結」という巨大な社会課題を抱えています。
高齢者数の増加と平均寿命の増加が相まって、2020年時点で約630万人の認知症患者は、2050年には1,000万人を超えると推計されています。
認知症になると預貯金の引き出しや自宅の売却などができなくなる「資産凍結」状態に陥ってしまいます。
人生100年時代において、資産凍結は認知症患者ご本人だけでなく、そのご家族の家計をも脅かし生活に大きな不安を与えます。
また、2030年には国民総資産の約10%(約200兆円)が認知症患者によって保有されると推計されており、資産の流動性を著しく棄損することから、資産凍結問題は今や日本が抱える巨大な社会課題となっています。
当社は認知症による資産凍結問題を解決するため、家族信託を正しく普及させる「おやとこ」を提供しています。
おやとこは、家族信託の組成コンサルティングを専門家が行うだけにとどまらず、信託契約締結後に信託したお⾦や資産をアプリで簡単に管理することができる、コンサルティングとSaaSプロダクトを掛け合わせた日本初のサービスです。
家族信託は、頼れる家族がいる方々は利用することができますが、子どもがいない、子どもはいるがあまり面倒をかけたくないなど、頼れる家族がいない方々は利用することができません。
そのような子どもがいない、子どもはいるがあまり面倒をかけたくない等の方々の認知症による資産凍結の課題を解決するために「おひさぽ」は生まれました。
「おひさぽ」は高齢者の資産凍結の課題を解決するだけでなく、
・日々の見守りや生活事務の支援
・病院の入院手続き、高齢者施設の入所手続き、身元保証人の不在
・亡くなった後のご葬儀、法事関係、相続、遺品整理
などにおける課題も包括的に解決できるサービスです。
日本では高齢化や未婚率の上昇に伴い、おひとりの高齢者が増加しています。
2021年時点で単身又は夫婦のみ高齢者世帯は1,500万世帯を超え、そのうち約17.2%の270万世帯が子供のいない高齢者世帯であり、おひとりの高齢者の課題を見過ごすことはできません。
「おひさぽ」は、”家族の代わりにずっと寄り添う”をテーマに、おひとりの高齢者への支援を「7点セット」で行います。
見守り、生活事務支援、身元保証、財産管理、任意後見、尊厳死宣言書、死後事務支援の7つのサービスをお客様の生活状況に応じて組み合わせ、安心・安全な暮らしを実現します。
また財産管理においては、一部お預かりする金銭の管理について万が一の不正がおきないように、信託銀行や信託会社の信託口座で分別管理をしながら、当社の「おひさぽシステム」を用いて管理状況を監督します。
ミッション | 人×テクノロジーの力でずっと安心の世界をつくる |
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会社名 | トリニティ・テクノロジー株式会社 |
所在地 | 東京都港区新橋2-1-1 ⼭⼝ビルディング1階 |
設立 | 2020年10⽉30⽇ |
代表取締役社長 CEO | 磨 和寛 |
事業内容 | 家族信託コンサルティングとSaaSを掛け合わせたサービス「おやとこ」 おひとりの高齢者に家族の代わりにずっと寄り添う「おひさぽ」 相続手続きのDX化「スマホde相続」 従業員承継を支援する「従業員承継パートナーズ」 家族信託・相続等の専門家コミュニティ「TRINITY LABO.」 |
記載情報は発表日現在のものです。